An Anthology of Poems / 诗集目录 / 詩集目次
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A Morning Sky in February 2011 |
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旧正月の初の満月に寄せて 小鳥がおおぞらへ向かって 私の新しい生活 竹馬の友へ捧げる 不思議の国の老外 雪の片瀬山の森で In the Woods of Katase
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『昭和萬葉集』(講談社発行)に載せられた母の和歌がいくつかあるので、ここに記録しておく。
第十五巻(1980年):
内陣の仏さま達ひしめきゐて己がすまゐを余りています
剥ぎし枝に印絆纏(しるしばんてん)置かれゐて昼の北山杉の香に満つ
第十六巻(1980年):
強風に吹き曝さるる頂の溶岩摩滅し板状をなす
この巻には、次の父からのメモが添えられている。「この昭和万葉集(巻十六)、呈上しますのでお受け取り
ください。今後も他の巻に記載されることがあると講談社よりの通知がありました。その時はまた送付します。
この段ボールの品々おあがりください。兵三郎 吉彦・明子様 五月二十日 今度は一首だけです(p.237)」
なお母には、彼女の死後父が編集した和歌集『飯綱山』(短歌新聞社、1976年)があり、この題名は次の和歌、
我が門を道に出づれば飯綱は日に入る山とまなかひに立つ
に依っていて、父が題名を決めかねていて、これが最初の1首だったので私から勧めたもの。今日はこの遺歌集
を読んでいて、面白くなり、ついには彼女の失恋の歌、
信濃なる鳥居の川の淀の上合歓(ねむ)の花散りわが恋終えぬ (p. 159)
を発見した。几帳面で真面目なカタイ人だったのと、鳥居川はよく知っているので、びっくりやら嬉しいやら。(2020.06.25.)
Created by Yoshi Mikami (三上吉彦 in Chinese/Japanese) of Asia Info Network. Please send your comments to mailto:yoshimikami@gmail.com. Created on January 21, 2015. Last update on June 25, 2020.