読書(1)

Reading books – 读书 / 讀書

Bandai Highlands, Japan (2016), by Masayoshi Toyoshima

 

内容

小学生時代... 1

中学生時代... 1

高校時代.. 1

大学時代.. 2

 

 

小学生時代~大学生時代を書いておく。 (2016.12.15.)

 

小学生時代

小学生の大半を長野県北部で過ごし、4年生の担任の沖先生(三水村のお寺の和尚さん)が『ジャンバルジャン』を大声でクラスに読んでくれた。

 

中学生時代

中学時代は二部授業があり、授業がない時に東京都中野区立図書館でコナン・ドイル著『シャーロック・ホームズ』をほぼ全部読んだ。その他は『福翁自伝』、『ベンジャミン・フランクリン自伝』、『モヒカン族の最後』、『ロビン・フッドの愉快な冒険』、その他宮沢賢治の童話など、その時代の平均的日本人中学生が読んだ児童向け本を読んだと思う。

 

高校時代

高校時代も何を読んだか、覚えていない。英語をうまくなりたくて『The Bible』を持ってスエーデン人の日曜学校へ通ったが、内容はよく分からなかった。高学年になって、HardyWessex Tales』を読んで、「The Three Strangers」が一番面白かった。夏目漱石『坊っちゃん』、『吾輩は猫である』を読んだのも高校生時代だと思う。

また中国・西安で博士号を取りそこで教えている友人が、志賀直哉などの作品についてMixiの日記に最近書いているので思い出したが、志賀直哉『城崎にて』、『暗夜行路』、『小僧の神様』、井伏鱒二『山椒魚』なども読んでいるので、私の高校は何しおう大学受験準備校だったから、これは高校生か大学生のころだったと思う。

地学班に入っていて、天文関係の野尻抱影『星と伝説』、BalfinchMythology』(ギリシャ神話の本)、誠文堂新光社『全天恒星図1950年分点』などを入手して読んだ。

 

大学時代

英語・日本語のバイリンガル大学で、英語の勉強でHemmingwayThe Old Man and the Sea』、FitzGeraldThe Great Gatsby』、SaroyanThe Human Comedy』などを読まされた。一般教養科目のドイツ文学でGoethe『ファウスト』、ギリシャ文学のHomer『オデッセイア』を読んで、両書の出だしをそれぞれドイツ語と古代ギリシャ語で今でも覚えているくらい面白かった。ドイツ文学の先生がゲーテ(小塩節先生)の「Wandrers Nachtlied」(さすらい人の夜の歌)

Über allen Gipfeln
Ist Ruh,
In allen Wipfeln
Spürest du
Kaum einen Hauch;
Die Vögelein schweigen im Walde.
Warte nur, balde
Ruhest du auch.

すべての山のいただきに
やすらぎがある。
すべての樹のこずえには
そよかぜさえ
まったく感じられない。
小鳥たちは森のなかで沈黙する。
ただ待つのだ。もうすぐ
おまえにもやすらうときがくる。

山枡信明訳、一部訂正

を引き合いに出して、東洋の詩は自然と一体になるので最後の2行はないが、西洋の詩はあくまで人が中心になっているのでこの2行があると説明してくれた。

デュガール『チボー家の人々』、プルースト『失われた時を求めて』、マン『魔の山』などを読むのが流行っていて、読みだしたが面白くないので辞めた。カミュー『異邦人』、サガン『悲しみよ こんにちは』は面白かった。

1年のころは英語の詩の選集をどこかで見つけてきて、よく読んだ。はじめ生物を選考して、オパーリン『生命の起源』、ミチューリンの著書などソ連の本を読書会で読んだが、その後その多くはでたらめだったらしい。選考を物理に変えて、ランダウ&リフシッツ『場の統一理論』などを読んだが、よくわからなかった。

 フランス語会話を上級まで取ったので、新宿のフランス語専門店でいくつか見つけてきて読んだが、何を読んだか覚えていない。将来宇宙開発をやるためにソ連へ留学しようかなと思い、神保町のロシア語専門店「ナウカ」で見つけたロシア語教科書Nina PotapovaRussian Elementary Course』で学び、レールモントフの詩集、プーシュキン『全集』を買ってきて読んだりした。

 語学に興味をもっていて、ついでにラテン語も少し勉強しておこうと思って、1学期学んだ。VergiliusAeneis』を少し読んで終わった。中国語も少し習った。

 学生運動には全然興味がなかったが、なぜか北京放送は時々聞いていて、そのころ井上靖『敦煌』の感想を送ったことを覚えていて、毛沢東『実践論』、『矛盾論』なども読んでいる。マルクス『資本論』も見たが、読んでない。

 もうひとつ、John Fairbanks – Edwin Reischauer – Albert Craig 共著『East Asia: Tradition and Transformation』をAsisan Editionの2分冊で読んだ。東アジアの中国・朝鮮・日本・ベトナムの歴史を文化に至るまで総合的に書いた本で、将来こうした方面へも行きたいなと思ったが、志がスタートにもならなかった。大学卒業後50年も経ってハワイ滞在中に古本屋でそのRevised Edition1989)を見つけたので、思い出して買ってしまった。

 

 

 

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Created by Yoshi Mikami on September 3, 2016. Updated on Dec. 19, 2016.