2004年7月5日 大連ITクラブ 第12回例会議事録 幹事:大連日設融合総合設計有限公司(FTS) 石井美奈子 1)開催日時 : 2004年6月17日(木)16:00〜18:10 2)場所 : 大連市高新園区軟件園数碼北段17-19号 大連日設融合綜合設計(FTS)有限公司 本社研修室 3)参加者 36名(ゲスト含む) 4)議題 : ○会長挨拶、第2回国際(大連)ソフトウェア交易会・詳報 ・交易会の期間中、7/29に開催されるセミナー、懇談 会のご案内。 日時:2004年7月29日(木)14:00〜17:00 場所:未定(大連市内またはソフトウェアパーク内) テーマ:大連でのソフト開発の現状・課題 ・JAL InfoTech(株) 荒木芳郎部長 中国でのソフト開発に期待したいこと ・ビートック(株) 堀口 大典社長 大連におけるオフショア開発のすすめ ・国際科技交流中心 李世英 主任 日本のソフト開発を経験して提言したいこと 参加メンバー:(日本)UOS会会員 約30名 (中国)国際科技交流中心会員 大連ITクラブ会員 ○副会長連絡事項、大連の最新IT動向 ・7/29午前中にソフトウェアパーク内で、組み込みソフトに 関する講演が行なわれる。 ・6月にソフトウェアパーク、高新技術園区、ソフトウェア パーク2期にあるハイテク企業のみに、大連市の優遇政策が 発表されている。 企業には養老保険などの会社負担分が軽減され、個人にも 所得税の軽減がある。詳細は大連日報や大連晩報(6月11日)、 大連市政府資料(大政発[ 2004 ] 52号 2004.05.24.)、 今後の大連市政府発表などを参照のこと。 ○新会員の挨拶 ・ 株式会社ビートック 汪貴盛氏 ・ 北京唯思意科技有限公司 王春生氏 ・ 大連英浩信息技術有限公司 劉岷善氏 ・ DLSP 周洪志氏 ・ JETRO大連事務所 三根伸太郎氏 ・ 木野瀬印刷株式会社 木野瀬吉孝氏 ・ 北京首創前鋒信息科技有限公司 姜徳龍氏 ・ 大連保税区海拓工貿有限公司 今富晋吾氏 ・ 中国網通集団国際通信有限公司 祝恒光氏、李涛氏、楊旭氏 ○主議題:「通信インフラの現状と今後の展望について」 ゲスト;1)KDDI、小川哲夫営業部長様(北京)、裴俊叉様 (大連事務所長) (プレゼンの詳細は、別途お知らせしたファイル2件を ダウンロードしてご覧ください。) ・ 通信業界の変遷、携帯電話普及状況、専用回線料金 詳細等の説明 ・ 中国の通信市場の大きさ、特に携帯電話については 今後の拡大が更に期待できる。(固定電話を凌駕している) ・ 専用回線使用については、その都度、企業が求める状況に よって応相談となる。 ・ インターネットは非常に込み合っており、半分程度は アメリカ経由である。 ・ 携帯電話のコンテンツ(着メロ、ゲーム、地図情報 など付加サービスとして提供されるもの)の種類、量 などは、KDDI様として遼寧省についての把握はで きていない。(北京については把握している) ・ コールセンター業は今のところ通信会社の付加価値業 務という位置付けで、特殊ライセンスが必要で、現在 は外資に開放されていない。ただし、他社向けのコール センター業務でなく、社内のコールセンター業務である として、海外企業が中国でこのライセンスなしにやって いる例が出ているが、正式にはライセンスが必要かも知 れないので、法的な解釈には注意した方がいい ゲスト:2)遼寧省通信公司大連分公司顧客サービスセンター 、 王 健偉様 KDDI様の説明が詳しかったため、中国の通信情報がとてもよ くわかった。CNSは大連市内で一番実力のある会社であり、瀋 陽向け通信回線ももっている。業務内容は、固定電話、IP、 携帯、インターネット、ブロードバンド、通話・通信業務が主 である。中でも固定電話は一番大きく占めている。更に、 今年から新事業としてPHS/PASに力を入れていくつもりであ る。また、取引先との交渉で値段調整は可能なので、ぜひ利用 して頂きたい。 ○幹事会社の宣伝・紹介 ・ FTSビジネスソリューション事業部 朝日誠より、 企業理念、事業内容の紹介 FTSは建築設計事務所からスタートし、主に情報、 設計を中心に技術者による業務支援、請負業務を展開。 中国には2002年から進出し、現在は上海、大連で情報 の開発、建築の設計、BPO業務を展開中。ここ大連 では、情報、建築設計、携帯電話機能評価業務に加え、 今年からデータエントリー、DTP業務を開始した。 企業理念は“先義後利”、“矛盾と不可能への挑戦と創造”。 ○意見交換会(発言自由) ・大連メタテクノ 谷様より、社内不正作業に関する 事例のご紹介。 概要:社内で業務時間中に他社の開発業務を行なっていた社員 がいた為、解雇した。 経緯:@業務の円滑な進捗や社内コミュニケーションに支障が見えた。 A内部告発により、該当する社員の動向を注意したところ、不審な 点が見えたため休職処分とし、PCやメールを調査し、他社業務 の開発実態を把握した。 B本人に事情聴取し、事実を認めた為、労働局、弁護士に相談の上、 解雇した。 ※組織的に行なわれていた可能性もあるが、会社間での事実関係や、 他のメンバーの動向については把握が難しいため、当人のみの処分 にとどめた。 その他:該当社員の性格の特徴的な部分(コミュニケーションが苦手、 技術に自信がある、上昇志向がある、など)について、今後 の社員管理に於ける注意事項と考えることができると言える。 また、退職した元社員が関与した疑いがある。 ・ 意匠電子 佐藤様より、類似事例のご紹介。 概要:社員(管理者クラス)が、会社に報告しないまま他社から業務 を受注、納品した。 発注した会社は佐藤様にとっても旧知の仲であったため、会社 に対して強く抗議したが、先方は事実を認めなかった。 ☆上記事例を参考に、ITクラブの会員各位には十分注意されたい。 ・ JETRO 菊地様より、IT交易会のご案内と、模倣対策 マニュアル中国編の資料をご提供いただいた。(同資料は森 ビルのJETRO大連事務所に行けば頂けるとのこと) ○次回日時、幹事の選定 日時:2004年9月9日(木)16:00〜18:00 場所:(CNCビル見学会予定) 幹事:SSR 戸嶋様 、(アドバイザー)大連ソフトウェアパーク 三上様 5)懇親会 時間 18:15〜20:15 場所 麦子大王 ※ゲストのKDDI様、CNC様を含め、総勢20名が出席 (会費1人50元)。 以上